【地球を守るために、家で出来ること】
エコロジー・シンプルライフ研究家・主婦で一級建築士の土肥です。
昨年の夏に実家の片付けをしました。25年ぶりの実家はすごいことになっていました。
3週間ほど実家に人が不在になるため「留守番」で召集されたのです。
うちの家族は「必要のないモノを捨てる」という習慣がないもので、モノは買うけれど、逆に使わなくなったものは「庭に放置」「目についた収納につっこむ」。最悪なのは「わざわざ収納用品を買って必要のないモノを詰め込む」でした(笑)
その結果、25年経ってどうなったかというと。
『モノが多すぎて、モノの存在がわからなくなっていた』と『不衛生』
例えば、計算機が7個・新品ボールペンが100本ほど出てくる(家に住んでいるのは2人)、良い食器は棚の奥に入っているので、使うのは手前に置いてある景品でもらってきた食器。などなど。
特に、必要のないモノを置いてあるだけの場所は、当然掃除もしないので、ホコリや害虫の温床に。
2週間がかりで約1トンのモノを捨てました。結果、わかった事は「家の中にあった半分以上のモノは必要のないモノ(ゴミ)だった」ということです。」
帰ってきた親に必要があるモノだけある家の感想を聞いてみると「人生観が変わるほど、スッキリした(笑)」だそうで。実際のところは、「歳を取ってくると、モノを動かして捨てる気力も体力もなくなった」と言われました。
熱心な断捨離実践者である自分は、モノの少ない生活を送っております。モノが少ない生活の何が一番良いかというと「家の管理がラク=時短=好きなモノしか家にない」という一石三鳥なワケです。
今後。自分も歳を経て体力気力が落ちてきても、シンプルに生活する習慣さえついていれば、困らないかな、とも思います。
必要でないモノも情報もどんどん流入してくる現代。ネットであまりにも気軽にモノが買えてしまう今。「本当に自分に必要なモノは何か?」をきちんと考えなければ、すぐにゴミになるものをホイホイ買ってしまう時代になったとも言えます。
「きちんと選んで買って、使い切る」それだけで世の中のゴミが減っていくのではないかと思います。無駄なモノを買わない分、お金も使いませんしね!!
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